■商品詳細■

サルバドール・ダリは、スペインが生んだ20世紀を代表する最も多才な画家です。6歳の時に初めて、油彩で風景画を描いてから70歳代後半まで絵画はもちろんのこと彫刻、版画、舞台装置や衣装のデザイン、映画制作と実に幅広い表現活動をしています。探究心の強いダリは、印象派、点描派、キュビスムなどの先輩の作風を学び、その影響をうけました。1930年代は、パリを中心にシュルレアリスム（超現実主義）という芸術運動が盛んであり、ダリもその運動に加わります。

この作品は、《Still life-fast moving》といい、1956年にサルバドール・ダリによって制作されたリトグラフです。この絵には数学と科学が 2 つの方法で組み込まれています。まず、私たちの固体オブジェクトの世界が絶え間なく運動する亜原子粒子で構成されていることを示しています。これを視覚化するために、伝統的な静物画を再解釈することを選択しました。テーブル、果物や野菜、グラス、皿、カトラリーなどのおなじみの静物体が、仮死状態で互いに回転します。構図の中の要素は動いているにもかかわらず、時間が止まっているような感覚があります。

この絵はまた、ダリが自然の最も完璧な形状であると信じていた螺旋の重要性を、それを宇宙秩序の象徴として使用して描いています。左上のサイの角から中央のくねくねした果物の皿、右側の流星のようなカリフラワーの頭まで、この作品全体に螺旋構造が見られます。左側の二重らせん状のバルコニーの手すりは、ダリが DNA を認めたものです。

■基本情報■

【商品名】サルバドール・ダリ★Still life-fast moving★リトグラフ
【サイズ】75×60cm（額サイズ）

■状態■

新品・額付きです。

■配送や梱包に関して■

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